花粉症はお肌にも影響、その対策は?
水曜日担当の長谷川です。
花粉症の症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛、眠気、だるさ、などなどよく知られています。
一般的な花粉症の治療は、まずは眼に症状がある場合は眼科、鼻に症状がある場合は耳鼻科で花粉症かどうか診断してもらうことが大事です。
花粉症であれば抗アレルギー剤などの服用などが一般的です。さらに花粉症の症状を起こす原因となる花粉、つまり、スギ花粉なのかヒノキなのか、種類によって、飛散する時期が異なります。その原因を調べてもらい、飛散する時期には事前に防御を始めてくことも大事です。
先手を打つ。
今年は既にスギ花粉の時期に入ってしまいました。今年から急に症状が出始めた方もおられるかもしれません。
鼻や目は大丈夫だけど、お肌のかゆみが最近出てきたという方、花粉皮膚炎かもしれません。 花粉皮膚炎の症状かゆみ、かさつき、乾燥、
チリチリ感、むずがゆさ、赤み、などの症状を引き起こす可能性があります。その他にも花粉症の直接の症状ではなくても、二次的な症状として鼻水が出て出て、ティッシュペーパーで鼻をかむことで、鼻の周りはガサガサになってしまいます。
目も痒いので、無意識にグイグイ掻いてしまって、色素沈着の原因となります。 花粉症の研究ではスギ花粉などに含まれる Cryj1(クリジェイワン)という抗原タンパク質が、目や鼻のアレルギー症状を引き起す原因となっていることがわかっています。
花粉を吸い込むと、
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鼻や喉の粘膜の免疫細胞が反応し、
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IgE抗体を介して、
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防御反応として
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鼻水やくしゃみが出ます。
花粉皮膚炎はその同じスギ花粉などに含まれるCryj1という抗原タンパク質が皮膚表皮細胞に作用することで症状を引き起こすことがわかりました。(※1)お肌のバリア機能が落ちている皮膚には、Cryj1により水分が失われやすくなること。また、機能回復がされにくくなること。 つまり、バリア機能が落ちている肌は花粉のせいで、より乾燥しやすくなり、さらにバリア機能が落ちるという、悪化のサイクルに入ってしまうことになります。
花粉皮膚炎のきっかけとして、お肌のバリア機能の低下が考えられます。まずは、お肌のバリア機能を改善させることが大事です。
お肌の症状を防ぐために
1) 摩擦など刺激を避ける
洗顔時の摩擦や、化粧をするときの摩擦など、意外にお肌の刺激となります。洗顔はこすらないように、洗顔料も皮脂を取りすぎないようにと、しっかり泡だてて、お顔ではこすらないようにということを特に気をつけましょう。
2) 保湿
肌本来のヒアルロン酸を作る機能を修復し改善する事が大事です。例えばビタミントリートメント
3) バリア機能のある化粧品も活用
バリア機能もある、日焼け止めをお化粧の前につけるだけもちろん、お化粧しない男性にもおすすめです。
ナビジョンDR TAマイルドプロテクトUV
これは、 「均一膜技術」
により均一に広がるため、紫外線も花粉も入ってこないという優れものなのです。
4) 花粉をブロックするスプレー
CABROCK
5) マスクなど
お肌も花粉に負けないようにケアしていきましょう。
気になる方はご相談くださいませ。
※1 January 2016, Volume 308, Issue 1, pp 49–54